モヤシネマ

最新洋画、ときどき邦画

「海底47m」の感想。デートにおすすめの美女xサメ映画!

夏だ! 水着だ! サメ映画だ!

ということで、サメがうようよいる海中に美女2人が閉じ込められる映画「海底47m」を、日本での公開に先駆けてニュージーランドで鑑賞してきました。ニュージーランドだと公開月の8月は真冬なんですけどね。南半球の辛いところですなぁ……。

ぶっちゃけ、観に行く前は「よくあるジョーズの何番煎じかでしょ?」としか思ってなく、全然期待してませんでした。

ところが実際に鑑賞してみると、予想に反して結構面白い! 正確に言うと、正しい期待をもって鑑賞すればかなり面白い、そういう映画でした。そのへんの楽しみ方も含めて感想を書いていきます!

10点満点中7点

あらすじ

バケーションを過ごしにメキシコにやってきたリサ(マンディー・ムーア)とケイト(クレア・ホルト)。2人はクラブで知り合った現地男性に勧められ、ケージの中に入ったまま水中に潜り、サメを観察する「シャーク・ウォッチング」に参加する。


水深5mまでしか潜らない、何かあったら引き上げるから絶対に安全だ、という触れ込みだったにも関わらず、ケージにつながれていたケーブルを巻き上げる機械が故障し、ふたりは水深47mまで落下してしまう! どんどん減っていく酸素、凶暴なホオジロザメが回遊する海。ふたりは無事生還できるのか!?

遊園地のアトラクション感覚で観るのが正解

一見するとガチのパニック映画のように思える「海底47m」ですが、それを期待していくと肩透かしを食らいます。

予告編の印象とは異なり、この映画のショック描写はかなり抑えめなんです。サメ映画の代名詞「ジョーズ」の方がまだエグい。

水深47mが主な舞台ということで、画面がずーっと薄暗いんですよ。つまり、周りが何も見えない恐怖は演出できても、そこにサメがうようよいる恐怖まではあまり表現されてないんです。むしろ、リサとケイトが戦う主な敵は酸素の残量であって、サメはそれを克服した先に待ち受けるラスボスって感じです。

また、サメ映画お約束の「血がどばー」な描写もあることはありますが、うまい具合にぼかされていて、観てて気分が悪くなるレベルではありません。

ということで、ショック映画、スプラッター映画が好きな人が観に行くと「物足りないなー」って印象を受けるんじゃないでしょうか。

しかしね、普段あまり怖い映画を観ない人とか、デートでちょっとドキドキする映画を観たいって人には、このくらいの刺激がちょうどいいはずですよ! 本気で怖い映画観に行って、パートナーを不機嫌にさせちゃマズイですからね。

90分と尺も短いので、お手軽にちょっと怖い体験をしてみたい、遊園地のアトラクションくらいの気持ちで行けば、「思ったより怖くて楽しかったねー」と満足して劇場をあとにできますぞ。

ラストは賛否両論? お手軽デートムービーなら正しい終わり方だと思う

内容についてもう少し言及すると、あのラストはきっと賛否両論別れるところでしょうねー。

僕は正直に言って、中途半端な終わり方だと感じました。脚本書いた人もそれはわかってるはずです。なのに、あえてあのラストにしたってことは、どんな客層に観に来てほしいかを考えた結果じゃないのかなーと思います。

つまり、夏休みの若いカップルが気軽に観に来れるデートムービーとしては、あのラストのほうが正解なんでしょう。どうせなら「あー怖かったけど面白かったねー!」って笑って帰りたいじゃないですか。あんまり書くとネタバレになっちゃうか?

ってことでこの映画、猛暑の日本、冷房のきいた映画館に涼みに来るついでくらいの気持ちでふらっと観に行きましょう、笑

日本での公開は2017年8月12日!

プライバシーポリシー